寺末桑町

適当なことを適当に書きます。

「神樹様」試論 ―ゆゆゆにおける神樹信仰の「異形」性―

  • 0、「神樹様に拝」 ―神世紀300年の宗教的日常風景―
    • ・「起立、礼、神樹様に拝」という「異常」
    • ・神世紀四国の「宗教的日常風景」
    • ・本コラムの構成
  • 1、「神樹様」とは何を意味するのか? ―神世紀四国の宗教体系を問う―
    • ・神樹信仰とは何か? ―神樹信仰概説―
    • ・「一元化」された日本列島の神々 ―神樹信仰における「一元化」―
    • ・「異形」の「一元的」宗教体系 ―「神政国家」の「異形」なる相貌―
  • 2、補論 「神樹様に拝」という身体技法 ―神世紀四国の「規律訓練」―
    • ・「規律訓練」とは何か?
    • ・「規律訓練」と学校教育、そして神世紀四国
    • ・近代(公)教育と宗教教育をめぐる問題
  • 3、花本美佳の「神樹教」批判・再考 ―神樹信仰の「異形」性―
    • ・神世紀移行期・神世紀の「巫女」たち
    • ・花本美佳の「神樹教」批判・再考
    • ・「神樹教」批判における世俗的宗教観の問題性
  • 4、補論 神世紀四国における「敗北の構造」 —巫女「である」ことの陥穽—
    • 吉本隆明「敗北の構造」を読む
    • ・大社=大赦の限界性・問題性
    • 大赦「簒奪」事件と巫女たちの限界性・問題性
    • ・神世紀四国をめぐる「『である』ことと『する』こと」
    • ・神世紀四国における「蹉跌と敗北」、あるいは「敗北の構造」
  • 5、日本列島の神々を問いなおす ―日本列島における神々の系譜と神世紀四国の「異形」性―
    • ・日本列島の神々を問いなおす
    • ・日本列島史における神々の系譜(古代)
    • ・日本列島史における神々の系譜(中世)
    • ・日本列島史における神々の系譜(近世)
    • ・日本列島史における神々の系譜(近代・現代)
    • ・日本列島の神々の系譜(まとめ)
    • ・日本列島における神々の系譜と神世紀四国の「異形」性
  • 6、神世紀四国の「瑞穂国」幻想 ―日本列島史と「非農業的世界」―
    • 網野善彦『「日本」とは何か』を読む
    • ・神世紀四国における「瑞穂国日本」幻想
    • ・古代日本社会の在地首長制と律令制
    • 律令税制における海産物の重要性と「宗教性」
    • ・日本列島における非「農耕神」の位相と神樹信仰の「異形」性
  • 7、神樹信仰の非「日本」的性格 ―「キメラ」としての神世紀四国―
    • ・神樹信仰の非「日本」的性格
    • ・「キメラ」としての神世紀四国
  • 8、補論 「記紀神話」・「日本神話」という問題
    • ・「記紀神話」・「日本神話」という問題
    • 神野志隆光氏の「記紀神話」・「日本神話」批判
    • ・「日本神話」批判とゆゆゆ
    • ・ゆゆゆへの「日本神話」批判の妥当性
  • 9、末筆の反省その他
  • 10、書いてみた感想
  • 11、研究資料および参考文献
  • 12、画像引用元

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方法としてのゆゆゆ ―ゆゆゆ研究という可能性―

  • 0、まえがき
  • 1、そもそも「ゆゆゆ研究」とは何なのか?
  • 2、「方法としてのゆゆゆ」の提唱 ―アジア、江戸=徳川日本、「他者」―
    • 竹内好「方法としてのアジア」を読む
    • 竹内好氏における「問題性」について
    • 子安宣邦「方法としての江戸」を読む
    • ・「山師」佐藤信淵と「方法としての江戸」の複合性
    • ・桂島宣弘「『他者』としての徳川日本」を読む
    • ・「方法としてのゆゆゆ」の提唱
    • ・「方法としてのゆゆゆ」の有効性
  • 3、ゆゆゆ研究という可能性
  • 4、参考文献
  • 5、画像引用元

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御記論の批判と反省

  • 0、「御記論の批判と反省」を始めるに当たって
  • 1、横井清氏の「御記」批判について ―横井清「『看聞日記』と『看聞御記』の間」読書ノート―
    • ・御記論における横井清氏の「御記」批判
    • ・横井清「『看聞日記』と『看聞御記』の間」を読む
    • ・横井清氏の「寸鉄の言」
  • 2、「世界」システムの絶対性=不可能性はどこまで実現可能なのか? ―牧野雅彦『ハンナ・アレント』読書ノート―
    • ・御記論における「世界」システム
    • ・ハンナ・アレント氏の「全体主義
    • ・「世界」システムの再検討
  • 3、画像引用元
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「御記」という問題 ―ゆゆゆにおける勇者御記の意味―

  • 1、「御記」という言葉 ―日本列島史の中の「御記」―
    • ・「御記」とは何か?
    • ・日本列島史の中の御記
    • ・御記呼称の問題点
    • ・御記と天皇制の関係性と御記論の意義
    • ・御記言説の政治性
  • 2、補論 中世日本社会と御記 ―古代的体制の中世的再編とイエ・日記—
    • ・中世日本社会における御記
    • ・古代的体制の中世的再編とイエ・日記
    • ・『看聞日記』をめぐる御記とイエ
  • 3、ゆゆゆにおける「勇者御記」 
    • ・「勇者御記」とは何か?
    • ・勇者御記にまつわる問題点
  • 4、勇者御記という「検閲」 ―「閉ざされた言語空間」の「配給」―
    • ・検閲される勇者御記
    • ・神世紀という虚構のわな
    • ・「閉ざされた言語空間」の「配給」
  • 5、なぜ大赦は勇者御記を必要としたのか? ―犠牲のシステム=「世界」システムという不可能性—
    • 大赦の検閲体制の起源
    • ・神世紀四国の「世界」システム
    • ・「忠誠と反逆」、あるいは「世界」システムの絶対性
    • ・神世紀29年の芙蓉・リリエンソール・友奈という「可能性」
    • ・「不可能性の時代」の両義性と可能性のゆくえ
    • ・なぜ大赦は勇者御記を必要としたのか?
    • ・芙蓉・リリエンソール・友奈とゆゆゆ研究
  • 6、補論 「宗主」乃木園子というアポリア ―大赦=神樹体制から乃木園子体制への転換を考える―
    • ・「宗主」になった乃木園子
    • ・生き延びた「世界」システム
    • ・「勝利」という「敗北」
  • 7、末筆の反省その他
  • 8、書いたみた感想
  • 9、追記(2023年8月26日追記)
  • 10、研究資料および参考文献
  • 11、画像引用元
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